文章術はすでに義務教育で身についている。だからこれ以上学ばなくて良い。
とは、マイクロソフト日本法人の第2代代表取締役社長を務めた、成毛 眞 氏(1955年9月4日)の言葉です。
SNSが全盛のいま、わたしたちは日々「いいね」や「高評価ボタン」を押すことを求められているが、氏いわく
SNSの「いいね」はアウトプットではなくただの「リアクション」である
と述べています。確かにその通りですね、、、
そこでお勧めしているのが
新書レビュー
とにかく文字を書いてみること、アウトプットすることが今の我々に求められていることと言います。
新書レビューと言われても、ただ本を読んで感想を述べるだけではなく、いくつかのルールを設定しています。
新刊に限る
発売から3ヶ月以内のもの
ノンフィクション
自己啓発や技術書は除く
文字数は720〜880字
書く内容は8つのステップに沿って行うのが良いそうです。
1、その本の印象
そのレビューを読んで、読者にどう思って欲しいのか
面白いのか、泣けるのか、ためになるのか
2、その本の読者の想定
どんな読者に読んで欲しいのか具体的に設定する
例えば社会人の「仕事にようやく慣れてきて、新しいことに挑戦したくてうずうずしている人」など
ターゲットを具体的に設定しましょう。
3、中身の紹介①
どういうジャンルの本なのか、面白いところはどこにあるのか、
全体感がきちんと伝わるように中身の紹介をしていきましょう。
4、中身の紹介②
先ほどのつづきを、別の側面から描いてみましょう
5、本の具体的な中身の紹介①
代表的かつ特徴的な文章を引用し、書いてある中身を理解してもらえるように
6、本の具体的な中身の紹介②
さらに印象的な文章を引用し、より理解を深めてもらう
7、著者の具体的な紹介
ここまでですでに、著者に触れているかもしれないが、文章を紹介した後で、関心を深めた読者へのサービス精神を発揮しよう!
8、なぜこの本を取り上げたのか?
最後のダメ押し、面白そうかなと思っている読者に、「よむ!!と決心させる」ためのブロックです
補足:800字を一度に書こうとしない
800文字を書こうとすると、400字詰め原稿用紙2枚分ですが、一気に書こうとすると、支離滅裂な文章になりがちです。
なので、上記に挙げた8つのポイントでそれぞれ100文字ずつ書くように
分けて考えてみると、ちょっと気持ちが楽になるかもしれませんね。
まとめ〜初めから上手い文章を目指す必要はない
そもそもアウトプットの目的とは、
より多くの人に読んでもらい、より多くのフィードバックを得ること
です。文章を書こうとすると、サプライズを入れたり接続詞を多用したり
無意識に文章が回りくどくなってしまうことがよくあります。
大事なことは、「感心させる」ことよりも
本を読んでみたいと思わせ、実際に買って読む
そこまで持っていける文章が求められているのです。
さあ、まずはこのポイントを念頭に一冊書いてみませんか。
17.『インプットした情報を「お金」に変える 黄金のアウトプット術』
— 山本 修二郎/「挑戦」と「応援」が循環するコミュニティを作る (@shujiroyamamoto) March 31, 2021
成毛眞
日本の大人はアウトプットが足りない。
インプットばかりしている。
これは過去の日本のインプット重視の教育が原因だ。
逆に現在の若者はアクティブラーニングによって発信が当たり前になりつつある。 pic.twitter.com/s30D5mTUjm
『黄金のアウトプット術』成毛眞
— がきこ (@gackyjpn) October 14, 2019
話術を学ぶために落語を聴く、というのは興味深い。実践してみよ☺️#読了 #読書好きと繋がりたい#読書好きな人と繋がりたいhttps://t.co/sUTjM3tcWc pic.twitter.com/cr3hLXvk1U